あなたは賢者?愚者?
今回は金融とは少し離れたお話です。
あなたは人の成功談や失敗談を聞いて何を感じますか。
自分の経験から何か得た教訓はありますか。
もしかしたらこれだけでピンとくる、常日頃から心がけている人もいるかもしれません。
学生のころから社会人になって今までスポーツや音楽、勉強やゼミ、アルバイトや仕事といろいろなことに目標をもって取り組み、時には失敗し時には怒られ、そして忘れられない成功を収めるなど10人いれば10通りの経験をしていることと思います。
しかし、自分が経験できる容量は個人差はあってもあくまでも人ひとり分の時間内のものです。だからこそ本を読むことが教養につながり、テレビを見るとその道のプロが講釈している今の環境は他の人と差をつけるチャンスでもあります。
今回紹介するのはそんな経験にまつわるこちらの言葉です。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
先ほど本やテレビの見聞も経験もひとまとめに経験としましたがこれは自分以外が経験したものをまとめた”歴史”であり、歴史に学び自己に昇華できる人はいわゆる要領のいい人、賢い人を表し、”歴史”を見聞きしても自分に当てはめることができず、結局痛い思いをして学習するのが愚か者というわけです。
弟が兄の怒られている姿を見て学ぶのもこれかもしれませんね。
自分の経験というのは外部からの情報よりもはるかに刺激が強く脳に定着しやすいものですが、普段からアンテナを張り、メディアや周囲の人間から学ぶという姿勢や感度というものは社会人には強力な武器になります。
同期に負けたくない、怒られるのが苦手だという方は身の回りに存在する”歴史”に目を向け、時に模範にし、時に反面教師にすることがその近道になります。
自分が賢者なのか愚か者なのか見直してみるといいかもしれませんね。