お札の信頼
諸外国に比べ偽造紙幣が圧倒的に少ない日本。
お金の価値は使用者がその価値を信用してはじめて成立し、偽造が多かったり、政府が不安定だとその価値は一気に下がります。
お金の神髄はその信用力といってもいい中で、世界的に高い信用度を誇る日本紙幣は国立印刷局で造られています。
すべてを機械で造るのではなく、その過程に人間の目による「検査」があります。。
20枚分の紙幣が印刷されたシートを一枚一枚残像効果を利用して印刷ミスを見つけるということでその速さは1秒間に2~3枚紙幣にして40~60枚を検査するというのですから人間離れしていますね。
紙幣の原版(印刷の型)も
「研ぎ3年 描き年 ビュラン*の花咲く18年」
という言葉があるようでこの原版の職人として一人前になるためには長い期間が必要だとわかります。
紙幣の原版を作れるようになるまでは切手などの原版で修行を重ねるということで私たちが当たり前に使っている紙幣にはそれに人生をささげている人にい支えられているんだなあとしみじみ…
*金属板を加工する彫刻刀