金融朝礼

金融マンの朝礼3分スピーチ

新紙幣誕生を金融機関の朝礼っぽくまとめてみた

元号の発表と重なるタイミングで新紙幣の発行が発表されましたね。

 

2024年を目途に新紙幣発行ということで、20年ぶりに肖像画の人物が変更になるだけでなく、透かしやホログラムなど高い技術による偽造防止技術が導入されるようです。


日本の紙幣はもともと高い偽造防止技術が盛り込まれているということで海外ではおよそ10年を目途に紙幣を刷新する国が多い中で日本は20年ぶりに刷新となりました。

 

諸外国と比べなぜ日本の紙幣の入れ替えスパンが長いのかという疑問があると思いますが、その背景にはこの偽造防止技術の高さがあります。

 

2018年には1698枚の偽造紙幣が見つかるなど偽札が全くないわけではないですが、それでも諸外国と比べると格段に少ないのは間違いないですね。

 

具体的にはユーロの216分の1、ドルの638分の1、ポンドの1619分の1の偽札の流通量と聞くと少なさがわかると思います。

中国ではATMから偽札が出てくるなんて始末ですからね。

 

キャッシュレス化を促進している中で偽造紙幣が非常に少ないことや金利が低いということは事業者にとっても消費者にとっても現金で決済するリスクは少なく、デメリットも少ないため、日本はまだまだ現金社会になると予想されます。

 

新紙幣の導入により自動販売機や券売機、ATMまでも機械の入れ替えやデータのアップデートを求められ、新たな資金需要が生まれるだけでなく、キャッシュレス化への関心の高まりも期待されますので、金融機関の方は自分の業界だけでなく周りにも目を配る必要があるかもしれませんね。