金融朝礼

金融マンの朝礼3分スピーチ

睡眠負債ってなーんだ

睡眠負債ってそんな業界用語があるの?って

思われた方もいるいるかもしれませんが違いますよ。

 

睡眠負債とはイギリスの学者提唱した睡眠不足が借金のように積み重なり「負債」となっている状態のことを表しています。

 

「人の睡眠は~時間だ」

ショートスリーパーになるには~」

「朝すっきり起きるには~」

なんて記事や書籍が多くみられなかなかこれといった正解が見つからないですよね。

私もショートスリーパーにあこがれるほんまもんのロングスリーパーです。

仕事をしていた時はどんなに寝ても日中眠くなるじゃあ今日はもっと寝ようなんてやってたらナマケモノみたいな生活リズムになってしまいました。。。

 

今回は睡眠負債になった時の悪影響や睡眠負債の返済の仕方についてお話します。

そもそも睡眠負債の原因は睡眠不足、不安定な生活リズム、睡眠の質の低下だといわれています。

毎日のちょっとの睡眠不足、倦怠感が借金のように積み重なると睡眠負債になり身体に悪影響を及ぼすようになるのです。

恐ろしいのは明らかに3.4時間しか寝ていない、夜中まで深酒ばかりしているという人ばかりでなく、いつもよりちょっと寝れてないなの積み重ねがいつしか睡眠負債となることです。

 

アメリカで6時間睡眠のグループと寝ずに徹夜するグループに分け脳の働きを調査した実験があります。

 

徹夜したグループはみるみるうちに注意力や集中力が低下したことが確認されました。

対して6時間睡眠のグループは最初の2日間はそれまでと大した変化もなく脳が機能していたのですが、2週間後には2日徹夜したグループとほぼ同レベルまで脳の機能が低下してしまったのです。

これまた恐ろしいことに6時間睡眠のグループはここまで注意力が低下しているのに自覚症状がなかったのです。

つまり今眠いあなたももしかすると2徹後並みの集中力しか維持できない状態なのかもしれません。

このことから睡眠負債の状態になるとミスや交通事故のリスクが高くなることが予想できますね。

 

また体にも7時間睡眠と6時間睡眠とのわずか1時間の睡眠の差でがんのリスクが1・6倍になるという研究データも出ています。

同じように認知症生活習慣病のリスクも上がってくるようです。

 

 

睡眠負債を返済(解消)するには1度に長時間寝る「寝だめ」は効果がなく、日々自分に合った適正な睡眠時間、そして高い睡眠の質を維持することが必要になります。

 

仕事で高いパフォーマンスをするにも体調管理も仕事のうち。

さあ一目散に寝ましょう!