金融朝礼

金融マンの朝礼3分スピーチ

デビッドカードのすゝめ

皆さんおお金を管理する上で大事にしていることは何でしょう。

 

気が付いたらお金がない、、

あといくら使えるかわからない、、

かーどの使用額がわからない、、

なんて社会人になりたての方だけでなく、主婦の方も直面している悩みかもしれません。

 

私もよくお金に色が付けられたら管理も簡単なのになあとつくづく思います。

食費が黄色で固定費が青、お小遣いが赤で、、なんて目に見えたら家計簿と格闘したり、明細が来て慌てたりしないんだろうなと。

 

そこでお金に色は付けられなくても管理口座を分けることで資金使途をわかりやすくする方法があります。

必要なものは給与が入ってくる入金口座と固定費の引き落とし口座、引き落としが一切ない口座、そしてネット銀行の口座とデビットカードです。

 

最近はネット口座が乱立していますが無難な大手銀行のネット口座や楽天ポイントもたまる楽天銀行がおすすめです。

 

使い方は簡単。給与が入ったら引き落とし分を引き落とし口座に移し、食費や呉服費などの流動費をネット銀行へ、残った分を簡易的な貯蓄口座に入金すればおしまいです。

 

あとは最低限生活するための出費は引き落としによって支払われ、食費等はデビットカードで払うというスタンスで生活すると自然にお金が区別され、「家計の見える化」が進みます。ここでキーになってくるのがデビットカードをネット銀行にすること。デビットカードはクレジットカードと違い即時決済となるためあとから多額の請求が来ることはありませんし、ネット銀行のアプリを確認することで現在の残高がわかり使用可能額もわかる(使いすぎも防げる!)という優れものなのです。

 

キャッシュレスかが進む中でデビットカードに向いている人はかなり多いのではないかと思います。

あなたは賢者?愚者?

今回は金融とは少し離れたお話です。

 

あなたは人の成功談や失敗談を聞いて何を感じますか。

自分の経験から何か得た教訓はありますか。

もしかしたらこれだけでピンとくる、常日頃から心がけている人もいるかもしれません。

 

学生のころから社会人になって今までスポーツや音楽、勉強やゼミ、アルバイトや仕事といろいろなことに目標をもって取り組み、時には失敗し時には怒られ、そして忘れられない成功を収めるなど10人いれば10通りの経験をしていることと思います。

 

しかし、自分が経験できる容量は個人差はあってもあくまでも人ひとり分の時間内のものです。だからこそ本を読むことが教養につながり、テレビを見るとその道のプロが講釈している今の環境は他の人と差をつけるチャンスでもあります。

 

今回紹介するのはそんな経験にまつわるこちらの言葉です。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

 

先ほど本やテレビの見聞も経験もひとまとめに経験としましたがこれは自分以外が経験したものをまとめた”歴史”であり、歴史に学び自己に昇華できる人はいわゆる要領のいい人、賢い人を表し、”歴史”を見聞きしても自分に当てはめることができず、結局痛い思いをして学習するのが愚か者というわけです。

 

弟が兄の怒られている姿を見て学ぶのもこれかもしれませんね。

 

自分の経験というのは外部からの情報よりもはるかに刺激が強く脳に定着しやすいものですが、普段からアンテナを張り、メディアや周囲の人間から学ぶという姿勢や感度というものは社会人には強力な武器になります。

同期に負けたくない、怒られるのが苦手だという方は身の回りに存在する”歴史”に目を向け、時に模範にし、時に反面教師にすることがその近道になります。

 

自分が賢者なのか愚か者なのか見直してみるといいかもしれませんね。

休眠預金の活用開始

休眠預金活用法が施行され実際に30億円というお金が動き出しました。

今回はこの休眠預金についてです。

 

休眠預金とは10年以上入出金等の異動がない預金のことを言います。

同じ預金でも休眠預金になるものとならないものがありますので大まかに挙げていきます。

 

<休眠預金になるもの>

・当座・普通預貯金

・定期預金

金銭信託(元本補てんのもの)

金融債(保護預かりのもの)

・定期性預金

・別段預金

 

<休眠預金にならないもの>

・外貨預金

譲渡性預金

金融債(保護預かりではないもの)

・財形貯蓄・マル優口座

 

ということで休眠預金の対象となる「預貯金」とは預金保険法・貯金保険法で預金保険・貯金保険の対象となるものと記されています。

 

続いて「異動」とはなにか。

「異動」とは基本的には入出金や残高、入出金等の明細の開示請求が該当しますが、金融機関によって通帳・証書の記帳、顧客情報の変更(住所や名義の変更)、残高照会なども該当します。

利息の元加は「異動」とはみなされませんので基本的に休眠預金には預け入れ金額の制限はありません。

 

ただし残高が1万円以上ある場合は休眠預金になる前に金融機関から「公告」と言われる案内通知が来ますので、これを受け取り手続きをすることで対処することができます。

皆さん金融機関にはちゃんと住所変更の届け出をしましょうね。

 

休眠預金になった場合も各金機関の所定の手続きをすれば払い戻しを受けることができ、特に期限がある負けではありません。

休眠預金になっていた間の利息も一緒に戻ってきます。

 

年間約1,200億円もの預金が休眠預金になりその後500億円が払い戻されるようです。

名義人の死亡や口座の存在を忘れて放置された預金を公共事業の資金として貸し付けるということで眠っているお金を有効利用することは経済の活性化につながりますし、(今のところ)あくまでもお金を政府のお金として乱用するわけではないので、誤解のないように。。。

 

 

知財金融とは??

知財金融とは中小企業の知的財産を活用したビジネスの価値・評価を視覚化して中小企業の支援につなげる融資のことです。

 

(知的財産についいてはこちら)

 

parapara-manga.hatenablog.com

 

特許庁の中小企業知財金融促進事業により、中小企業の知的財産活用支援の一環として地域金融機関に知的財産の観点から企業の敬遠支援を行う知的金融の実践を押しすすめています。

 

2014年から特許庁が金融機関に「知財ビジネス評価書」の提供を行い、地域金融機関の取引先企業が所有する知的財産について専門評価機関が定性的事業評価リポートを作成し経営支援の材料とする(融資の判断材料とする)ことを呼びかけました。

 

 

企業の知的財産を分析することで

・企業の売り上げにつながる強み

・業界内の競争に打ち勝つ成長性

を知ることができます。

 

これを知ることで単純な企業のP/L・B/Sによる企業の経営体制だけでなく、長期的な可能性まで考慮して企業を支援することが可能となります。

 

また、企業の商品・サービスを知ることでビジネスマッチングや資金需要などの話題を引き出すことができます。 

そしてこの強みを守るため(知的財産権)の提案・支援をすることで信頼を勝ち取ることもできるかもしれません。

 

どうしても企業を分析する際には決算書を見て把握しようとしてしまうとは思いますが時代の移り変わりの中で知的財産は企業の発展には必要不可欠なものになりつつあるのです。

睡眠負債ってなーんだ

睡眠負債ってそんな業界用語があるの?って

思われた方もいるいるかもしれませんが違いますよ。

 

睡眠負債とはイギリスの学者提唱した睡眠不足が借金のように積み重なり「負債」となっている状態のことを表しています。

 

「人の睡眠は~時間だ」

ショートスリーパーになるには~」

「朝すっきり起きるには~」

なんて記事や書籍が多くみられなかなかこれといった正解が見つからないですよね。

私もショートスリーパーにあこがれるほんまもんのロングスリーパーです。

仕事をしていた時はどんなに寝ても日中眠くなるじゃあ今日はもっと寝ようなんてやってたらナマケモノみたいな生活リズムになってしまいました。。。

 

今回は睡眠負債になった時の悪影響や睡眠負債の返済の仕方についてお話します。

そもそも睡眠負債の原因は睡眠不足、不安定な生活リズム、睡眠の質の低下だといわれています。

毎日のちょっとの睡眠不足、倦怠感が借金のように積み重なると睡眠負債になり身体に悪影響を及ぼすようになるのです。

恐ろしいのは明らかに3.4時間しか寝ていない、夜中まで深酒ばかりしているという人ばかりでなく、いつもよりちょっと寝れてないなの積み重ねがいつしか睡眠負債となることです。

 

アメリカで6時間睡眠のグループと寝ずに徹夜するグループに分け脳の働きを調査した実験があります。

 

徹夜したグループはみるみるうちに注意力や集中力が低下したことが確認されました。

対して6時間睡眠のグループは最初の2日間はそれまでと大した変化もなく脳が機能していたのですが、2週間後には2日徹夜したグループとほぼ同レベルまで脳の機能が低下してしまったのです。

これまた恐ろしいことに6時間睡眠のグループはここまで注意力が低下しているのに自覚症状がなかったのです。

つまり今眠いあなたももしかすると2徹後並みの集中力しか維持できない状態なのかもしれません。

このことから睡眠負債の状態になるとミスや交通事故のリスクが高くなることが予想できますね。

 

また体にも7時間睡眠と6時間睡眠とのわずか1時間の睡眠の差でがんのリスクが1・6倍になるという研究データも出ています。

同じように認知症生活習慣病のリスクも上がってくるようです。

 

 

睡眠負債を返済(解消)するには1度に長時間寝る「寝だめ」は効果がなく、日々自分に合った適正な睡眠時間、そして高い睡眠の質を維持することが必要になります。

 

仕事で高いパフォーマンスをするにも体調管理も仕事のうち。

さあ一目散に寝ましょう!

 

お札の信頼

諸外国に比べ偽造紙幣が圧倒的に少ない日本。

 

お金の価値は使用者がその価値を信用してはじめて成立し、偽造が多かったり、政府が不安定だとその価値は一気に下がります。

 

お金の神髄はその信用力といってもいい中で、世界的に高い信用度を誇る日本紙幣は国立印刷局で造られています。

 

すべてを機械で造るのではなく、その過程に人間の目による「検査」があります。。

 

20枚分の紙幣が印刷されたシートを一枚一枚残像効果を利用して印刷ミスを見つけるということでその速さは1秒間に2~3枚紙幣にして40~60枚を検査するというのですから人間離れしていますね。

 

紙幣の原版(印刷の型)も

「研ぎ3年 描き年 ビュラン*の花咲く18年」

という言葉があるようでこの原版の職人として一人前になるためには長い期間が必要だとわかります。

紙幣の原版を作れるようになるまでは切手などの原版で修行を重ねるということで私たちが当たり前に使っている紙幣にはそれに人生をささげている人にい支えられているんだなあとしみじみ…

 

*金属板を加工する彫刻刀

 

女性活躍加速のための重点方針~住民票等旧姓表記について~

 政府は以前から女性が社会で活躍する場の拡大のために女性活躍推進法をはじめ、様々な法体制を整備してきました。

(もちろん仕事だけでなく女性の権利保護や日常生活の向上も含めてですが)

 

 その中で2016年に策定した「女性活躍加速のための重点方針」のなかで働く女性が不便さを感じないように旧姓の使用を拡大することを明記し、住民票をはじめとする証明書類に旧姓を併記できるように住民基本台帳法など法律の改正に動いています。

 

 4月には総務省で希望者が窓口で手続きをすると住民票、マイナンバーカードに旧姓を併記できるように住民基本台帳法を改正、11月5日以降に希望者は旧姓を併記できることが決定しました。

 

 これに伴って、運転免許証も道路交通法を見直し、同じく11月から旧姓の併記を検討しているとのことで、この動きが広がれば職場での旧姓の利用や銀行等での名義変更の手続きの際に事実確認が簡単になり負担が少なくなると考えられますね。

 

 一部ネット記事では旧姓での口座開設も可能だと書かれていますが本人確認事項が氏名・住居・生年月日であることを考えるとそれは無理なような気がしますが…

(あくまでも旧姓はその人のいまの名前ではないから作れるはずがないのに)

 

いずれにせよまだ法整備の段階で具体的な施行例が無い中で、すべての証明書で対象となる人は併記されるのか希望者だけなのか旧姓が複数ある場合はどう表記されるのか、法的効力はどの範囲(旧姓のまま金融商品を使っていいのか)なのか等、関係者からするとまだまだ疑問点だらけですが、随時情報確認し把握する必要はありそうです。