保険証が変わる?マイナンバーカードとの一体化
保険証の普及率ってどのくらいなのでしょう。
仕様頻度もかなり高く周りを見ても当たり前のように持っていますので普及率も相当高い気がしますよね。
国民健康保険や社会保険、後期高齢者医療保険など保険の種類に応じて保険証も違った仕様になっています。
保険証って病院に行く時に必要なイメージだと思いますが本人確認書類としての大切な役割も持っています。
昔と比べ法律が厳しくなり本人確認が厳格化され、銀行(ネット銀行を含む)で口座を作る時には身分証を提示しなければいけなくなりました。
この身分証とは一般的に顔写真の付いたものになるので運転免許証やパスポートが主流になりますが、成人したての人やご高齢の方など万人が持っているわけではありませんので、そういった意味では保険証が身分証として使われる機会も多いわけです。
顔写真が付いていないので本人確認書類としての効力はさほど強くはない保険証ですが、2021年を目処に大きく変わるかもしれません。
2021年3月を目処にマイナンバーカードと保険証を一体化させ保険証にマイナンバーカードの機能を搭載させる改正案が閣議決定しました。
そもそもマイナンバーカードの普及率は人口の12%ほどに留まっており、配布枚数でいうと約1500万枚ほどとなっています。
これを普及率が高い保険証と一体化させることでマイナンバーカードの機能を浸透させようという狙いがあるのです。
このことにより医療保険の不正利用の防止や医療費請求の管理の人的コスト削減や社会インフラの整備など多くの利点を見込める反面、情報漏洩等のリスクもまだまだ否定できないところではあります。
マイナンバーカードには顔写真が付いていますので、保険証と一体化することで金融機関としては本人確認書類が運転免許証から保険証へ移行するのではないかとも考えられますので、今後の動向には注意しなければいけませんね。