金融朝礼

金融マンの朝礼3分スピーチ

給与所得控除とは?

今回は皆さんの所得に直結している給与所得控除について!です!


給与所得控除とはサラリーマンの給料から収入に応じた一定金額を差し引くことによって所得税を減らす所得控除の1つです。

 

給与所得控除の対象となるのは源泉徴収票にある支払金額。

この金額に応じて最高220万円まで給与から控除することができます。

給与所得の収入とは、基本給だけでなく、出張などの旅費を除いた職務手当、残業手当、家族手当、住宅手当などの各手当も含まれ、また、商品・土地や建物また借入金などを無償またはそれに近い金額で譲受した場合の経済的利益も給与所得としてみなされます。

 


この給与所得のうち、収入は給与や上で述べた現物がそのまま給与所得になる訳ではなく、次の式のように、給与収入から給与所得控除額を引いた額が、給与所得となります。

給与所得 = 給与収入(現金+現物)― 給与所得控除額

 

給与から所得控除額を差し引き残ったものが税金の対象となるわけですね。

 

ちなみにこの給与所得控除、2020年の税制改正に伴い以下の点が変更になります。

・給与所得控除額の一律10万円引き下げ

・控除額の上限が220万円から195万円へ

・給与所得控除額の上限額の対象となる給与等の収入金額が

 1000万円超から850万円に引き下げ

 

これだけみると我々にとって条件が悪くなっていますが、その分基礎控除額」が38万円から48万円に引き上げられるため大きく影響は出ないようです。